Claude CodeやChatGPTに何かを伝えるとき、どうやって渡しているだろうか。
テキストをコピペ。エラーメッセージをコピペ。ファイルをアップロード。気づいたら毎回同じ手順を踏んでいた。でも「渡し方」を少し変えるだけで、作業のテンポがかなり違う。
スクリーンショットはファイルを経由しなくていい
Macで一番よく使うようになったショートカットがこれだ。
cmd + shift + ctrl + 4
通常の cmd + shift + 4 はスクリーンショットをファイルに保存する。ctrl を加えるとクリップボードに直接コピーされる。デスクトップにファイルが散らかることもなく、チャット画面にそのまま cmd + V で貼り付けられる。
エラーダイアログ、ターミナルの出力、Xcode のビルドログ、Google Search Console のグラフ。見えているものをそのまま投げられる。「このエラーって何?」と聞くのに5秒もかからない。
ちなみに cmd + shift + ctrl + 3 で画面全体をクリップボードにコピーできる。こちらはウィンドウが多いと情報過多になるので、4 の範囲選択の方が使い勝手がいい。
スクリーンショットが特に力を発揮するのは、テキストとしてうまくコピーできないときだ。UIの構造上、テキスト選択できない要素や、手順の画面遷移が複雑で説明しにくいケース。公式ドキュメントの手順が古くてUIが変わっていて詰まっているとき、「ここが変わってるんですけど」と画面を見せるだけで話が早い。
自分が視覚優位な人間だというのもある。人に何かを説明するとき、うまく言葉にできなくてもスクリーンショットを使えば伝わることがある。「うまく説明できないけど、これを見て」という投げ方が、AIとのやりとりでも通用する。テキストで書き下ろそうとして詰まったら、見せてしまえばいい。
スプレッドシートの渡し方
範囲が小さければセルをそのままコピペするか、スクリーンショットで十分だ。大きい範囲になるとコピペでは情報が崩れたりスクショでは読み取れなかったりする。そういうときはPDFにエクスポートしてダウンロードし、ファイルパスをチャットに貼る。Googleスプレッドシートなら「ファイル → ダウンロード → PDF」で出力できる。
ファイルパスをそのまま貼る
Claude Codeの場合、ファイルパスをチャットに書くだけで内容を読みにいってくれる。わざわざコピペしなくていい。
/path/to/your/file.swift を確認して
これだけで済む。ログファイルや設定ファイルの確認を頼むときに便利だ。
パスのコピーはFinderで cmd + option + C が早い。ファイルを選択してこのショートカットを押すだけでフルパスがクリップボードに入る。
この応用として、パスワードや接続情報はチャットに直接貼らずファイルに書いておくという使い方がある。サーバーのSSH鍵、APIキー、DB接続情報などをファイルにまとめておくと、チャットに秘密情報を流さずに済む。「このファイルの情報を使って接続して」と一言添えれば、Claude Codeが勝手に読んで使ってくれる。
同じ作業を繰り返すときも便利で、接続情報や環境設定をまとめたファイルを一度作っておくと、次回以降は「前と同じ構成で」と言うだけで済む。毎回コピペし直す手間がなくなる。
タスクは分割しなくていい
「ここを直して、それが終わったらこっちも、あとこれも」とまとめて渡した方が、文脈が繋がったまま処理してくれる。細かく分けて都度確認する方がかえって手間になる。
仕様が固まっていなくても動かせる。「とりあえず試してみて」で始めて、動いたものを見ながら「ここはこう変えて」と決めていく進め方がAIとは相性がいい。完璧な指示を考える時間より、一度動かしてから調整する方が早い。
最終的に「やっぱりこう変えて」と伝えれば直してくれる。構成がごっそり変わろうとも、文句も言わずにこなしてくれる。人間相手だと気を遣う「やっぱり最初からやり直し」も、AIには遠慮なく言える。
「渡し方」が変わると問いの立て方も変わる
うまく渡せるようになると、「これって何?」「なんで動かない?」という雑な問いでも意外と答えが返ってくる。スクリーンショット1枚で状況を共有できれば、長い説明文を書く必要がない。
AI側も文脈が見えている方が精度が上がる。テキストだけで説明しようとしていた頃より、やりとりがスムーズになった気がしている。
渡し方は地味なテーマだけど、毎日使う操作だからじわじわ効いてくる。